お話された唐獅子牡丹のお着物姿もありました。
松並木のお着物などは、最初見た時、白黒ということもあり、松茸柄?と思ってしまい、思わず笑ってしまいました。
確かに今考えると、不思議な着物のステージ衣装ですね。
今回のコンサート、珍しかったのは雪駄ではなく下駄を履かれていたこと。
「下駄を最近履く人が居ないが、これはバランス感覚を養うにはとても良い。お孫さんには是非下駄を履かせてあげてください」
春先から夏場は裸足で下駄。冬は足袋に下駄。古き良き時代を思い出します。靴下で無理やり下駄を履いたこともありました。
我が家には、まだ下駄が何足もあります。中には朴歯の下駄や、秋田名産の桜の皮材を貼った下駄もあります。舟木さんの話を聞いて、私も久しぶりに下駄を履いて歩いてみようかなどと思っています。
さた話は変わりますが、昨日ザ・タイガース復活コンサートを見に、東京ドームに行ってきました。一番若いジュリーこと沢田研二さんが昭和23年生まれの65歳で、あとの皆さんはそれより上。会場を埋め尽くしたファンの方は、舟木さんのファンよりは若干下でしたが、それでもおばちゃんおじちゃんばかりです。
歌謡曲全盛時代から、ビートルズが登場して日本ではグループサウンドが流行した時代、それもまた我々の年代には忘れられない時代です。
その人気の中央にいたのがザ・タイガースで、生まれて初めてGSのコンサートを聴いてきました。
正直、演奏も上手くはなく、歌もジュリー以外は、上手いとはとても言えませんでしたが、舟木さんの存在と同じように、タイムマシーンに乗ったような気分でした。「君だけに愛を」「シーサイドバウンド」などが始まると、45000人の観客が一体となって手を振り体を動かす。ステージでは当時を思わせるように、まもなく70歳を迎える人たちが、飛び跳ねています。
岸部四郎さんも登場して「イエスタデー」を歌った時には涙が出てきます。眼をこすりながら聴いているのは私だけではありません。
もうこんなステージを二度と見に行くとはないでしょうが、さすらいの怒涛の一週間の締めくくりは、昭和の時代の良さを、改めて感じたものになりました。
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