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来年2019年11月の大坂新歌舞伎座の一ヶ月公演は「浮浪雲」と決まったようだ。
「浮浪雲」は1973年からビックコミックオリジナルに掲載された秋山ジョージ氏の漫画が原作。主人公の雲さんは「おねえちゃん、あちきと遊ばない?」が決めセリフ。女房のかめさんは、美人ではないが、思いやりのある優しい奥さん。めがねをかけた長男の新之助は、雲とは正反対の真面目な性格。
テレビドラマ化され、主演の雲は渡哲也さんで、かめ女は桃井かおりさん。石原裕次郎さんがこの漫画を愛読していた事や、脚本を書いた倉本聡さんが、主演を渡さんにしたいという事から、石原プロの製作だった。
その後、ビートたけしさん主演でドラマ化もされ、この時のかめさんは大原麗子さん。
さて、舟木さんの「浮浪雲」は来年度で3回目になる。初回は2009年の中日劇場でかめさんは音無美紀子さん。残念ながらこれは見に行っていない。
2012年は大坂新歌舞伎座で、秋吉久美子さんがかめさん役。異色の配役でビックリもした。秋吉さんのトチリもあって、それなりに面白かった。
忠臣蔵などの重く硬い時代劇の舟木さんも良いが、ひょうきんで軽い感じの雲さんのような役柄は、舟木さんにとって、気楽に演じられるのではないかと思っている。
今回のお相手のかめ役は新派の重鎮水谷八重子さん。実力十分な水谷さんとの駆け引きは、見所満載と言ったところだろう。1年近くも先の話だが、体調を戻して、是非元気に大坂に乗り込みたいと思っている。
大坂新歌舞伎座での公演の台本は、今はもう無くなってしまった銀座三原橋地下街にあった「銀座シネパトス」の舟木さん映画の上映の時に飾られていたもの。
鈴木支配人は、今どうされているだろう。近くにお住まいの和泉雅子さんとも、地下街がなくなってお会いする事もない。地下街に有った「三原」は、現在新橋で引き続き営業しており、すぐ近くには、切腹最中で有名な新正堂がある。三原には、たまに顔を出して、三原のおじさんの素敵な笑顔を見ている。