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Channel: 武蔵野舟木組2019 舟木一夫と共に
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さすらいの独り言

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眠らない青春 / 舟木一夫


昔と違い「舟木一夫のファン」という事を公言する事が多くなった。
正直、60代になる前は、なんとなく男のくせに恥ずかしい。と言うような思いがあり、出来るだけそうした話をする事はなかった。勿論、周りの友人たちや同僚や、カラオケ仲間などは、それなりに知っている人は多かったが、今では出会う人出会う人に「舟木一夫ファン」と公言している。(笑)

ご存じのように、さすらいは呑兵衛だから、行きつけのお店にボトルをキープすると「武蔵野舟木組」と書く事にしている。それがどういう意味なのか知っている人は限られていて、地元には舟木姓や船木姓の地主さんが沢山いて、そうした関係かと思われる人もいるようだ。

もうだいぶ前で、今は地方に安住の地を見つける友人とは、カラオケのあるお店で偶然にも出会う事ができ、「武蔵野舟木組」を以前から読んでいたと言うので、びっくりした事ある。ここ数年会う事が出来ないのが残念である。

さて「舟木一夫ファン」である事を告げた時の、その相手の反応はと言うと・・・
「最近テレビにも出ないけど、生きてたんだ」
「高校三年生しか歌ってないよね」
「昔、自殺したよね」
「まだ歌ってるんだ」
「たしか御三家の一人だよね」
とても辛辣な答えが返ってくる。いちいち詳しくは話は出来なのだが、その度にそれらの意見を打ち消して、年間のコンサート、1か月公演の舞台、新曲の話、持ち歌の数々、沢山のファンと追っかけの話などなど、説明している。

確かにそう考えると、「舟木一夫」と言う人を知っているのは、かなりコアなファンなのかもしれない。20代30代で舟木さんの事を知っているのは、母親がファンだったり、おばあちゃんがファンだったりして知っている事が多く、考えてみれば、余り表舞台に立たない舟木さんを若い世代が知る由もない。
長嶋茂雄選手や王貞治選手、力士の大鵬関、ゴルフの青木功さん、尾崎将司さん、柔道の山下泰裕さんなどなど、名前は聞いた事はあるけれど、どんな人だったか知る若者は少ない。私の大好き大スター、石原裕次郎、三船敏郎、勝新太郎、市川雷蔵、中村錦之介と言っても、皆さん亡くなっているから、更に知らない人が多くなる。
確かに同じことが言えるのは、板妻こと坂東妻三郎と言う人の話が出てきても、自分の知っている時代に活躍されていないから、田村高廣さん田村正和さん田村亮さんの父上だとは知っていても、偉大な時代劇俳優である事は良くは知らない。

舟木さんの場合、自分と同世代、自分と同じ時代を共にしてきた、我々ファンの方だけを向いて活躍されているから、今の舟木さんを知らないのも当然なのかもしれない。

年々コンサート会場や舞台の会場で男性の姿が多くなっている。団塊の世代が定年を迎えた頃から。それは顕著になってきた。当然の事ながら、団塊の世代の10代の頃のスーパースターは舟木さんだった。それは当時の芸能誌などに載っている「人気ベスト10」などを見ていると良く判る。当然そうした事に投票するのは殆どが女性だったかもしれないが、「舟木一夫ファン」を公言できなかった男性ファンの多かっただろう。

団塊の世代の10代の頃、それはまさしく、さすらいの10代頃で、大きく日本の文化が変わりだした時代だと思う。ラジオの時代からテレビの時代へと変わる。ラジオの深夜放送が始まる。プレスリーからビートルズへ。歌謡曲からグループサウンド、そしてフォーク、ニューミュージックへ。歌謡曲の分野は、いつの間にか演歌と呼ばれるようになった。元々演歌は歌謡曲の一部を表していたものなのに、いつの間にか演歌と言う名前に歌謡曲が飲込まれてしまった気がする。
舟木さんが流行歌、歌謡曲と言う言葉にこだわられるのは、私も大変理解できる。

長くなったので最後に
舟木さんと同じコロムビアの走裕介さんが「その人は昔」をカバーして歌われているのが、ことのほか嬉しく思っている。

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