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舟木さんがすべての事を語りだしたのは、いつの事だっただろう。
確かにデビュー当時は、良家の御曹司であるようなイメージを持っていたし、スターとして、近寄りがたい綺麗な花のようにも感じていたものでした。
当然すべての私生活をさらけ出す事は、芸能人にとっては、マイナスイメージにも繋がりかねませんし、ゴシップ記事としてマスコミに叩かれかねません。
当時の芸能界では、芸能界の裏話のような事をあまり取り上げなかったと思います。今の時代、業界用語が一般社会でも使われています。
ケツカッチンとか、ピーカンとか、司会者までMCと呼ぶようになりました。
カラオケなどもいい例です。舞台のバックにオーケストラを置かない歌う事を、業界用語でカラオケと呼んでいました。空のオーケストラの意味です。
ケツカッチンは、タレントさんなり俳優さんが、ここまで時間を抑えてある。ケツカッチンの時間まで、という事の訳ですが、元々は映画の業界用語で、ケツはお尻。カッチンはカチンコの事で、通常映画の撮影の場合は、黒板の付いた拍子木を叩いて、演技を開始します。その時に、カチンコの黒板には、シーン番号やカット番号、トラック番号などを書き込んで、撮影の後にその番号を見ながら編集するわけです。
ところが、最初にカチンコを映せない場合があります。たとえばカチンコより小さな被写体から撮る場合。あるいは逆に大自然から人物にズームアップする場合などで、この時は撮影の最後にカチンコを入れて撮ります。これをケツカッチンと呼びます。
一般の方が、「今日はケツカッチンだから」とか話しているのを聞くと、時代も変わったなぁ~と思うのです。
ピーカンは晴天の事で、これも業界用語。特別晴れた時はドピーカンとも言いますね。
何か現代では、裏話ではなく、すべてが表話としてテレビなどで語られているのを見ると、本当に時代は変わったし、芸能人の方も全てをされけ出されて大変だろうとも思います。
話は回りくどくなりましたが、舟木さんがご自分の口から生い立ちを話されるようになり、ファンの方が持たれているイメージも変わったのではないでしょうか。
それもこれも舟木さんがおっしゃる「同世代の仲間」である我々は、その時代を知り、世の中の背景も知っている訳ですから、逆に好感をもって舟木さんの生きざまを聞く事が出来るのだと思っています。
高校三年生の軌跡 まだまだ続きますので、毎日楽しみにしていてください。