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舟木一夫(ランキングクリックをお願いします)
舟友さんから頂いた新歌舞伎座入り待ち写真です
昨夜遅くに東京に戻りました。二日目は夜の部のみと考えていて、昼は大阪観光でもしようと考えていましたが、やはり体調がよくない事から、ゆっくりホテルを出て新歌舞伎座に向かいます。ゆっくり朝食をとりながらお茶を飲んで、ふらふらしようと考えたのですが、昼の部のコンサートから入ることにしました。3階席からの眺めは、初日とは違いますが、歌を聴いている分には、まったく問題がありません。夜の部は、これまた舟友さんのご厚意で、二階席の良い場所を譲っていただき、お芝居を十分堪能することが出来ました。お芝居を見るのは二階席が実に良いですね。さて東京に帰り、ゆっくりブログのアップを考えていたのですが、実に衝撃的なニュースが私に届きました。私の大好きな先輩の訃報です。東京本所で生まれ、花柳界の中で育った先輩は、あらゆる芸能に明るく、初めて出会った時に、そのいろいろな話の相手が出来るさすらいにびっくりするとともに、すぐに親しくなりました。調布で仕事をされていたこともあり、撮影所関係の方とも親しくされていたようです。お三味線の音の中で育った方ですから、歳を取られても実に粋な雰囲気を持った方でした。三橋美智也の「おんな船頭歌」や「哀愁列車」がお得意で、古い名曲を歌ってもらうのが楽しくて、いろいろ曲をリクエストしたものです。声量はありませんでしたが、実に歌の上手い方で、素敵な歌声でしたし、上手い下手を聞き分ける素晴らしい耳の持ち主でもありました。二人で交互に懐かしい歌を歌うのが楽しみで、マヒナスターズの裏声はしびれるような上手さです。男同士のデュエットも良くしましたし、ある時から二人で歌う「ひばりの花売り娘」は二人の定番曲でもありました。今年になって珍しく会う機会がなく、国立劇場に「啓二の会」に誘おうと思っていたところでした。舟木さんのコンサートや演舞場のお芝居にも一緒に行きましたし、「また浅草に遊びに行こう」と約束もしていました。市川雷蔵さんも好きという事で、私の持っている100数枚のDVDはお貸ししたままになっています。一人暮らしで猫好き。飼っていた猫がいなくなり、悲しんでいた時に、猫のお世話をしようと考えましたが「老いた猫が良いのよ。わたしが死んだら猫が可哀そうでしょう」と。野良猫の旦那と名付けた老猫と住んでいました。「昨日はね旦那が帰ってこなかったのよ」少々お姉調の言葉でいつも優しく話をしてくれました。旦那も主をなくしてしまいました。歳がいってからの友人ですが、本当に仲良くさせてもらいました。哀しくて仕方ありません。今回の舟木さんの歌われた「おんな船頭歌」やコンサートで歌われた「赤いハンカチ」などの話をしたかったです。考えば考えるほどに寂しくなります。「会いたかったなぁ~。やまじ。」山路さんは絵も得意でした。彼との唯一の写真です。