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1979年度 ATG作品
BS放送:日本映画チャンネル3月19日(木) 9:003月26日(木) 4:404月 2日(木) 9:00舟木さんにとっては松竹映画「いつか来るさよなら」から9年ぶりとなった映画作品です。それまでの映画の中で演じてきた、清廉潔白な役とは違い、中学の数学教師から、競輪に人生哲学を持つ勝負師の塾の先生役です。サングラスを掛けて競輪場に居る姿は、今までの舟木さんのイメージとは、まったく違います。ATGとは、日本アートシアターギルドと言い、フランスのヌーヴェルヴァーグの影響を受け、芸術性の高い映画を作ろうと設立されました。その後配給元を持たない作品が持ち込まれるようになり、三島由紀夫の「憂国」や今村昌平「人間蒸発」などが公開されます。その後実験映画などが沢山作られ、1000万映画と呼ばれる低予算の映画が作られています。1992年に新藤兼人監督「濹東綺譚」を最後にATGは幕を閉じました。この映画は、通常の商業映画館では上映されていませんので、リアルタイムで見た方は少ないのではないでしょうか。今回も「ATGアーカイブ」として特集された中での放送ですから、今後も中々見れない作品だと思います。主役ではありませんから、出演時間も多い訳ではありませんが、重要な役を見事に演じています。是非ご覧いただきたいと思っています。