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眠れない夜、4時前に目が覚め、4時半過ぎには家を出る。5時には地元の駅に行き、6時過ぎには東京駅に着かねばならない。そんなプレッシャーが寝る事を許さない。朝8時過ぎには名古屋到着。新幹線の中ではビールを飲むが、これは新幹線に乗る時の条件反射と言って良い。特別飲みたい訳ではないのだが、それをしないと新幹線に乗った気がしない。決して朝酒をするタイプではないのだが、これをしないと損をした気分になるから不思議だ。16時の開演まで8時間。迷わず大垣行きの快速に乗って岐阜へ向かう。目的は岐阜城。中学生の頃からの城好きがそうさせる。一宮を通る。木曽川を渡る。帰りには萩原に寄ろう。などと考えながら窓の外を眺める。念願の岐阜城の天守閣に到着。眼下には長良川の素晴らしい俯瞰風景が見え、南側には木曽川の流れが見える。「あの橋の辺が一宮か」中日劇場に到着。沢山の顔馴染と挨拶を交わし、席に着く。13列25番は、中央通路と一階席中央を横断する通路の交わるところで、後ろに通路があるので、後ろの客席を気にせず座れるから、座高の高いさすらいには絶好の席。新歌舞伎座で聴きなれたBGMと共に緞帳が上がる。これまた見慣れた舞台に懐かしさを覚える。本も演出もほぼ同じ再演と聞いているから、新しさは期待しないが、1年ぶりに見る事もあり新鮮さも感じる。昨年を思い出しながらの観劇。ユーモラスな流れの中で場面が次々と変わって行く。若干の出演者は代わったとは言え、すでに公演も終盤でもあり、再演でもある事から、何もかもがスムーズに進んで行く。9月の新橋演舞場の「八百万石に挑む男」の終演から間もない事もあり、どうしても比較をしてしまう。重厚と軽妙、それはお芝居の内容と質が違うのだから、比較する手はないのだが、どうしても物足りなさは感じてしまう。だからと言って、空席が目立つのはなんともやるせない。自分なりに分析をして、空席の理由は判断できたが、このような状態だと、中京地区での演劇公演が無くなってしまうのではないかと危惧してしまう。そんな事になれば、舟木さんのお膝元だけに残念でならない。シアターコンサートでの舟木さんは、絶好調と見てとれた。一か月公演の後でもありながら、素晴らしい歌声に心が躍る。何曲かは目を閉じて聴く。改めて「舟木さんって、なんて歌が上手いんだろう」と思う。特にロングトーンでの音色の変化がとても美しい。声と年齢との話が良く出るが、70にして益々舟木さんの声は磨かれていると感じるのは、私だけだろうか。とにかく昨日の千穐楽を見て我が家に帰還したのが午後11時過ぎ。寝不足と疲れはあるが、書かずには寝られなかった。明日はまた千穐楽の話を書く事にしよう。