皆様おはようございます。新橋演舞場の舟木一夫特別公演は、昨夜無事千穐楽を終えました。ご報告する事は山ほどありますが、今日もこれからサンクスコンサートに向かうので、余り時間がなく、何回かに分けて書く事にしましょう。千穐楽のお芝居は、それはそれは沢山の事を書かねばならないので、後回しにさせて頂き、昨日既にタイトルは「これ」と決めていたことを書きます。舟木一夫「潮来笠」昼の部、夜の部ともに、コンサートは全て新しい楽曲になっています。昼の部は和服で登場の舟木さん。その艶やかさに客席がざわめきます。昭和の名曲、聴きなれた流転からスタート。流転小判鮫の歌博多夜船十三夜車屋さん弁天小僧*潮来笠後追い三味線*さくら仁義祇園小唄*野崎小唄*は今のところ曲名が不明です舟木さんの股旅物を聴きたい。舟木さんの股旅物は良い。舟木さんご自身、絶対股旅物がお好きだ。そんな事を常に思っていたさすらいには、至福の時でした。三味線に豊藤さんを招いてのコンサートで、今までにない雰囲気があります。その昔、三味線豊吉さんと言う方がいて、花柳界から芸能界の表舞台に出た方がいる。ラジオのとんち教室に出演したり、テレビに出られたり、その名前は忘れられない。豊吉さん亡き後、豊吉流三味線の四天王の一人が豊藤さんです。ちなみに四天王の一人、豊文さんは「小沢昭一の小沢昭一的こころ」のテーマ曲を弾かれていた方です。車屋さんでは都々逸が入り、舟木さんの芸の広さを知るところになります。さて圧巻は潮来笠。再び大きなどよめきが起こります。そして大きな拍手。思わず見ているさすらいも、顔がほころんでしまいましたから、開場の皆さんも同じだった事でしょう。潮来笠と言えば、股旅物の楽曲としては最たるものですし、大ヒットした曲ですから、イントロが流れ更に期待が深まっていきます。いやぁ~お聞きになれなかった方は、残念でならないでしょう。伸びやかな歌声、音質、歌のキレ。最高でした。まず歌われる事のないこの曲を聞けたのは、さすらいのとっても宝物ですし、お聴きになった皆さんも、特別な思いを持たれてことでしょう。昨日の内から、この事を一番に報告しようと思っていました。昼の部のコンサートは、知らない曲が多く、ノートに曲名を書きながら聴いていたのですが、そのほとんどの曲名が判りませんでした。先にあげた曲のリストを教えてくれたのが、22歳の若き舟友さんの、たかひとくんである事も驚きです。彼は、この時代の歌謡曲を聞きながら育ったと聞いています。面白い事に、夜の部の楽曲は、1曲を残してすべて曲名が判ったさすらいですが、彼は反対に「ほとんど判らなかった」と言うのですから、これまた驚きです。(笑)この事実を舟木さんが知ったら、とても喜ばれると感じました。それでは千穐楽レポート第一回目は終了です。今夜は、もう一つレポートを書きますので、楽しみにお待ちください。それではサンクスコンサートに行ってまいります。
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舟木一夫「潮来笠」(千穐楽)
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