「演舞場で1日公演となると、どうも暮れの様な気がする」昨年の6月の一か月公演は「花の生涯」今までになく沢山見る事が出来た。何度も足を運び、毎日が楽しい一か月だった。そして暮れの押し迫ってのシアターコンサート。これで一年が終わる。演舞場での暮れのシアターコンサートは、特別なものを感じるから、舟木さんも同様の思いがあるに違いない。演舞場の中は、まさに9月の公演を控えての前哨戦の様だ。ロビーには八百万石に挑む男のポスターが張られ、沢山の方たちがカメラを構えている。入場の際貰ったチラシも、皆さん大事にしまっている。
上の二枚の写真は、チラシでは使用されたかったポスター。特に捕り物で縄を掛けられた写真は、舟木さんのお気に入りだそうだ。確かにこの立ち姿はカッコいい。コンサートをそっちのけで、このお芝居に心を馳せてしまうのは何故だろう。それだけ魅力的な写真を見て、心が躍っている。今回共演する尾上松也さんとは、まだ会われていないようだが、彼が180㎝と背が高い事から、上げ底の足袋でも履こうかとの冗談も出る。それとこの写真を見られての事だろうが、「私と彼とは同系の顔」と言われる。言われてみれば、確かにチラシの写真のお二人は、良く似ているではないか。テレビで出演する尾上松也さんを見ていると、何かとても舟木さんとの相性が良さそうに感じてならない。若手歌舞伎役者のホープとして、舟木さんとの共演は、お互い大きな刺激があるのではと思ったりもする。あぁ早く舟木さんのお芝居が見たい。