ランキングチェックお願いします
時代劇チャンネル「舟木一夫時代劇祭り!」
『舟木一夫、時代劇を語る』
久し振りにブログを開きました。
書かない日が続く中、たくさんの方にご訪問いただいているのを確認すると、何かとても申し訳ない気持ちです。
仕事をやめて6ヶ月。入院手術で、体調も一変するかと思っていたのですが、更に調子の悪い状態が続き、気力も体力も落ちる一方で、隠遁生活が続いています。家から出る事も殆どなく、かと言って前のようにブログを一生懸命書くでもなく、ただただ机に座りPCに向き合いテレビを見て、だらだらと過ごす日々です。
「1時間でも2時間でも良いから仕事をするとか、どこかに出掛けるかしないと、このままでは認知症になるよ」とカミサン。
舟木詣でや、野球観戦、美術館めぐり、東京散歩など、予定を組んでも、いざ行くとなると面倒な気がして出掛けないのが現状です。
好きなお酒を飲みに出る事もなく、全く自分でも困り果てている今日この頃です。
さてそんな中、テレビが友達のような日々で、朝から晩までテレビでドラマを見たり映画を見たり、更にはパソコンで映画を見たりと、映像大好きなさすらいとしては、至極の日々な訳です。(笑)
嬉しいニュースとしては、スカパーの契約内容が変わり、新たに基本パックに「東映チャンネル」ほか2本の放送が見れるようになりました。特に東映チャンネルは、前々から加入したかった番組でしたので、本当にラッキーです。古い時代劇は、「時代劇チャンネル」「日本映画チャンネル」などで見れていましたが、「東映チャンネル」が加わり、更に好きな時代劇を見る事が出来るようになりました。今月の番組では、それほど興味を引く作品はないのですが、子供の頃あこがれた山城新伍さんの「風小僧」のシリーズが放映されています、「風小僧」や「白馬童子」は、小学生のさすらいをワクワクさせてくれた作品です。「隠密剣士」や「赤胴鈴の助」は同じように大好きだった小学生時代です。
今日は中村錦之助さんの「股旅三人やくざ」と言う作品を見ましたが、錦ちゃんの何と言えない演技や表情に感激しました。三船プロにいた頃、三船さんや勝さん錦之助さんなど、多数の時代劇で活躍された方とご一緒に仕事が出来た事を、今更ながら嬉しく思っています。
舟木さんが語る時代劇。ワクワクドキドキで見ました。
時代劇に対する舟木さんの思いと、共通する思いが多く、なお更舟木さんを身近に感じる番組でした。
時代劇と言えば映画五社、東映、大映、東宝、松竹、新東宝の中でも、東映と大映が代表的な映画会社です。(実際は日活が入って六つの映画会社がありましたが、日活は各社からの引き抜きを行ったため、五社協定と言うのが出来たので、ここでは映画五社と表現されたと思います。又、舟木さんが通った一宮の映画館の中には、日活映画の上映館は、まだなかったのだと思われます)
舟木さんが始めて時代劇映画を見られたのは、「笛吹童子」だそうです。東千代之介さんと中村錦之助さんのダブル主演で、お二人はこの作品でスターになっていきます。1954年の作品なので、さすらいは見ていません。市川歌右衛門さん片岡千恵蔵さん大友柳太郎さん月形龍之介さん大川橋蔵さん里見浩太郎さんなどなど次々に舟木さんの口から時代劇スターの名前が出ます。薄田研二さんなどはマニアックな人でないと判らないでしょうね。
坂東妻三郎さんの殺陣の話は「なるほどそうだ」と思ったものです。嵐寛十郎さん、大河内伝次郎さん、舟木さんは本当に良く見られていますし、それぞれ納得する話ばかりでした。
大映の市川雷蔵さんの「薄桜記」は、舟木さんも見られていて、ご自分で演じられました。勝新太郎さんの座頭市シリーズが生まれる前に演じた「不知火検校」の話も有名ですが、そのお話もされていました。そんな話を聞いていると、大映は長谷川一夫さんのほか、雷蔵さん勝さんしか時代劇スターが居なかった気がします。やはり東映が時代劇スターも多く時代劇の中心だったと思うのです。
舟木さんがNHK大河ドラマ「赤穂浪士」に新人として抜擢され、長谷川一夫さんに世話になり、今でも続く友人の林与一さんを得て、また「銭形平次」の主題歌を歌うことになり、大川橋蔵さんと出会い、歌手で有りながら大好きな時代劇に係っていった事は、「高校三年生」という永遠の大ヒット曲と出会った事より、今思うと運命的な出会いだったのではないかと思ってしまいます。
舟木さんにとっての人生のキーワードは「高校三年生」であり「時代劇」だと思うのです。