「あいつと私」の映画版は、石原裕次郎、芦川いづみコンビの映画で、芦川さんの妹役で、吉永小百合さんと酒井和歌子さんが出ています。テレビ版は、松原智恵子、川口恒コンビのモノクロの番組です。こちらの妹役は、ジュディ・オングさんと小橋玲子さん。松原さん演じる恵子のお父さん役が大坂志郎さん、お母さん役が加藤治子さんと、絵に書いたような配役です。(笑)松原さんの同級生役には、伊藤るり子さん、金八先生でも活躍した茅島成美さん、11PMにも出ていた沢知美さん、ネジネジおじさんの中尾彬さんなどが出演されていて、第15話では、満を持して主題歌を歌っている舟木さんが登場します。松山省二さんのお兄さん粕谷純平役で、アフリカ帰りとという設定で、最初の登場は、写真のような姿でした。中々顔を見せない設定で、わざとらしくて面白かったです。(笑)さすが柳瀬観監督と言ったところです。題名が「アフリカから来た男」で、アフリカから来たのが舟木さんなんです。
まぁその後は、いうもの舟木さんで登場しますから、安心してください。50年近く前の、こうした映像で面白いのは、当時の風景や風俗が見れる事ではないでしょうか。舟木さんが乗られているのはスクーター。富士重工のラビットですね。さすらいの住む武蔵野の近く、国際基督教大学の隣が、富士重工の工場があって、仕事を終えた工場の人たちが、このラビットに乗って帰る姿を、よく見たものです。テレビを見ていて、思わず「ラビットだ!」と言ってしまいました。今なら、ヘルメットをかぶらず、女の子座りしてたら、怒られますね。(笑)怒られるどころか罰金でしょう。役柄が役柄ですから、気楽に舟木さんが演じているのが面白かったです。奇声をあげたり変な顔したり。(笑)まだ放送がありますので、見逃した方は見てください。チャンネルNECOでの放送です。