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修学旅行
修学旅行の曲が出たのも今から55年前。
中学生の時の修学旅行は、京都奈良の二泊三日だった。歌詞と同じように、東京駅から汽車に乗って京都に向かったが、それこそベルが鳴るとワクワクした思い出がある。まだ新幹線ではなかった頃で、特急は「こだま」は走っていたが、それには乗る事がなく、向かい合わせの木の座席の列車だった。
東京からの中学生の修学旅行と言うと、京都奈良が多かったと思うが、日光などの修学旅行に行ったという話も聞いた事がある。小学生の時は、日帰りの遠足とは違い、箱根への一泊二日の旅だったが、修学旅行とは呼ばなかったと思う。
この歌詞に出てくる「汽車」は、それどれの方によってイメージが違うのではないだろうか。今の子供たちや、新幹線が走り出してから修学旅行を経験した人たちは、新幹線をイメージするから、「汽車」と呼ぶには違和感があるだろう。
私のイメージは、実際に乗った機関車タイプで、向かい合わせの座席で、デッキがあり、窓は二段式で、ストッパーを外して窓を開ける様な車両だ。まだ蒸気機関車が走っていた時代だから、蒸気機関車をイメージされる方もお有りだろう。
修学旅行と言うと、現在では汽車や新幹線で行く、というイメージより、飛行機を使うイメージかも知れない。そうなると、この曲は汽車と言うのは、相当古いイメージを持つことになる。まぁ当然50年も前、半世紀も前の歌だから仕方のない事であるのだっけれど。
この曲を聴き、また歌うと、自分の少年期青年期の事が懐かしく思い出される。
先日の京都祇園 静岡の中学生と
現在ではスマホや携帯電話で写真が撮れるから、わざわざカメラを提げて行く修学旅行生は居ないのではないだろうか。先日の京都でも修学旅行中の中学生と接したが、カメラではなく全員スマホで写真を撮っていた。
地図と言う言葉も出てくるが、紙の地図を広げて見ている図には遭遇しない。ネットで見たり、またはスマホがナビゲーションしてくれるから、地図など必要がないのかも知れないし、最近は国が裕福になっから、観光地の各地でその周辺の豪華な地図いりのパンフレットまで無料で貰えたりする。それこそ案内図を無料で配らない観光地の方が少ないかもしれない。
我々の時代は、修学旅行にはカメラを持って行きたくて、家庭に一台あるカメラを持参すか、持っていない家の子は、誰かに借りて持って行ったものだ。
当然当時はフィルム写真だから、枚数に限りがあるし、無駄な写真は撮れなかった。
12枚撮り24枚撮り36枚撮りとフィルムの枚数があって、それぞれ値段が違う。
36枚撮りは良いのだが、現像費プリント代を考えると、なかなか沢山は撮れない。
当時はハーフカメラと言うのが大流行の頃で、我が家にあったのはオリンパスペン。
優れもののカメラだったが、リコーオートハーフと言うカメラは、同じようにハーフサイズだが、自動で巻き上がる「ジィ~~~!」と言う音が魅力的だった。オリンパスペンは、まだ自動ではなく手巻きだった。
今の時代は、デジタルだから何枚撮っても関係ない。無駄な写真は削除できるのだから、私など同じものを必ず23枚撮ってしまう。
修学旅行から帰ってくると、プリントを台紙等に張って、みんなで回覧して、自分が写っている写真などを撮ってくれた子に注文する。焼き増しした写真を封筒などに入れ、その子の名前と金額を上に書いて渡したものだった。
霧の港に 湖畔の宿に
このフレーズがいつもピンと来ない。と言うのも修学旅行は中学生の時は京都奈良だったし、高校生の時は九州だった。
霧の港もなければ、湖畔の宿もなかったし、私の中の修学旅行のイメージとは、かなりかけ離れているからだろう。歌詞の三番は、そうした意味からすると、歌謡曲なんだなぁ~と感じてしまう。
と言うのも、この修学旅行と言う曲自体、私の中では、歌謡曲と言うよりも童謡唱歌の「スキー」などと同じように捉えていた気がする。
修学旅行と言うと思いだすのが「女学生」を歌った安達明さん。
今でも大好きで歌う曲ですが、この曲がヒットしていた時に、彼も高校生で、九州のあるところで同じホテルだったことがあります。生の芸能人を見たのは、きっと彼が最初だったかも知れません。
既に亡くなられていることを知り、残念に思ったものです。
修学旅行と言う曲の話の最後になるが、この曲はなぜかカラオケで歌うと高得点が出ます。(笑)友人は何度も100点を出しています。私は99点がでしたが(笑)