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舟木一夫(ランキングクリックをお願いします)
サンスポCOMより
新橋演舞場「舟木一夫特別公演」千穐楽に行って来ました。さすらいの舟木詣では、この日で終わり。最後のコンサートとなるサンクスコンサートは、仕事の関係でパス。いつも恒例の新橋演舞場のシアターコンサートが年内締めくくりだったから、何となく物足りなさを感じる。それでも夜の部だけのつもりが、舟友さんのご厚意で昼の部にも行く事が出来た。前日忘年会での飲み過ぎもあり、入り待ちが出来ないどころか、自宅の出発も10時近くになり、乗った電車が10時9分発。もう間に合わないと、開演後の入場になると諦めて、それでもどのルートが一番早く行かれるかと、頭の中を路線図が駆けずり回る。結局いつもの四谷乗換丸ノ内線で銀座へ。日比谷線に乗り換えて東銀座。演舞場に着いたのは開演5分前のコールの最中。1時間あれば我が家から演舞場へ到着出来る事が判明。座席に座ると、周りにはお仲間の舟友さんが、あちらにもこちらにも。昼の部を終えると、久しぶりにたかひとくんと遭遇。最近連絡を取っていなくて、来ているとは知らなかったから、嬉しいことこの上ない。二人で夜の部の入場までの間二人だけで歓談。近況を聞いて元気な様子で一安心。瞬く間に時間が過ぎる。夜の部は千穐楽最後のお芝居だから、お遊び満点で、それを楽しみにしていたお客様から沢山の笑い声が聞こえてくる。プロローグでは英太郎さんの乳母・お熊さんのおっぱい話がエスカレート。第一場では恒例のひげを付けた小吉の舟木さん。祖母役の水谷八重子さんと舟木さんとのやり取りに嫁のおのぶ役の葉山葉子さんの笑いが止まらない。第二場では、お熊さんがいつもの白塗りで登場するが、頭にはかんざしを挿していて、それだけで場内からの笑いが広がる。お熊さんがお酒を飲む場面まで登場。あれ?今までは幇間の若い衆がお女郎さんンと一緒にいたはずなのにと思って見ていたら、幇間役に扮した林啓二さんが登場して見事な一手を待ってくださるプレゼント。お蔭で乞食の兄さんの話の台詞が全部飛んで無くなった。第三場では林与一さんの弥太郎が登場するが、台詞が飛んだ分、舟木さんが「台詞飛ばしちゃったけど」の説明が入る。嫁のおのぶのご懐妊で、舟木さんは花道を去る。いつもなら「おめでとう」と与一さんが手を上げて、笑いを誘いながら幕となるが、今回は「千穐楽おめでとう」と万歳で見送る。第四場の座敷牢では、細かいやり取りの中で笑いを誘う。そこから三か月後の同じ座敷牢。勉学に励む小吉と女中役の長谷川かずきさんとのやり取り。かずきさんが「一夫」と書かれた半紙を見せると、お返しとばかり小吉の舟木さんが「平次」と書かれた半紙を見せる。床に転がっている書道の練習用の半紙を眺めて「寺小屋三年生」なんてのもあると舟木さん。意味が分かった人だけ笑いが起こる。第五場では文童さん演じる易者に、マスクをした舟木さんが登場。初日過ぎから風邪を引いた文童さんから舟木さんがうつされたという話の続き。第六場、自決を試みる嫁の葉山さん、短刀を首に刺そうとすると、舟木小吉が刀の鞘で止める場面だが、十手を出すものだから届かない。葉山さんが慌てる訳だ。第七場の喧嘩場では、刀を抜く舟木小吉が、刀の刃を持って抜くから、またまた笑い。本物だったら手が切れてしまう。勝麟太郎役の子役さんにも仕掛ける舟木さん。さらりとかわす子役君に大きな拍手。祖母の八重子さんの白いカツラもピョン!と立たせて笑いを誘う。まぁ思い出すまま書いては見たが、実際に見ていた人でないと、そのお遊びも中々な面白くは語れないな。思ったほどお遊びの無かった千穐楽の舞台でしたが、無事千穐楽は笑いと共に幕を下ろしました。力強い歌声と共に、無事一か月公演を終えました。