舟木一夫
大衆演劇の大御所・沢竜二さんから案内状が届いた。沢さんに初めて会ったのは随分前の話しで、その後再会した時は、丁度新橋演舞場で、舟木さんの一か月公演「花の生涯」の時だった。明治座で氷川君の銭形平次の公演があり、それを知っておられて、かなり怒っておられてことを思い出す。そして「舟木さんは素晴らしいね」と言われ、わたくし事のように嬉しく思ったものだった。今回のご案内は、舟木さんの手形もある浅草公会堂前の「スターの広場」に沢さんの顕彰手形が展示されたお祝いと、丁度傘寿を迎える誕生日のお祝いの会だ。案内状は見ての通り、船村徹先生、たかたかしさん、北島三郎さん、そして美空ひばりさんの息子さん加藤和也さんなどが発起人になられている。行ってみたい気もするが、たかだか数回ご一緒に飲んだだけの私など、お祝いと言うよりも、物見遊山に出掛けるようなものだし、誰も知らない人の中に一人で入るのには気が引ける。カミサンに話をしたら「行ってみれば!」と言うけれど、やはり肩身の狭い思いをしながら出席するのは、かえって辛い。まぁ舟木さんが来られるなんて話ならば、話は別なんだけどね。(笑)