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大ヒット祈願!この曲で紅白へ!
コンサートは楽しい。大きな会場に流れる舟木さんの歌声は、心に響いてくる。客席の沢山の大きな瞳は、舟木さんの歌声に引き込まれていく。そんな中、目を閉じて聴いているのは私だけだろう。いつの頃からか、コンサート会場では目を閉じて聴くようになった。曲の雄大さや、繊細な歌声が、耳から脳へと繋がっていく。舟木さんの、一挙手一投足を見逃すまいと見つめながら客席にいるのとは違い、夢見るような世界が広がっていく。暗闇の中、ヘッドホーンで舟木さんのwhiteを聴く。コンサート会場とは違う、感情が湧きあがってくる。どんな思いで、この曲を作ったのだろう。どのような気分の時に、この曲は出来上がったのだろう。知る限りの当時の舟木さんの境遇が頭をよぎる。whiskey lonelyは、女性側の主観で書かれたもの。ただ聴いていると、それは最後には男性的な主観で描かれているように思えてくる。女性が持つ男性的な面、男性が持つ女性的な面、そうした人間の心の底に持つ機微が伝わってくる。こうした歌詞や曲を作れるのは、舟木さんならではの感性から生まれるのだと思う。舟木一夫と言う人の詩を書く感性、曲を作る感性、そして舟木さん自身の人間性を知る上で、改めてwhiteの3枚をじっくり聴く事をお勧めしたい。