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Channel: 武蔵野舟木組2019 舟木一夫と共に
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第一回ゴールデン・アロー賞

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舟木一夫 春はまた君を彩る

大ヒット祈願!この曲で紅白へ!
SOUND:MEDIAファイル  SOUND:MEDIAファイル

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1963年に始まったゴールデン・アロー賞は、雑誌芸能記者クラブの主催で、
正式には「雑誌芸能記者会賞」と言い、2007年まで行われたが、この年に終了した。第一回は記事にもあるように五賞だったが、のちに数々の賞が増えた。芸能界に於いて、雑誌がまだマスメディアの中核にあった頃だから、この賞の重みは大きいものだった。

そして、栄えある第一回ゴールデン・アロー賞の新人賞に、デビュー半年と言う舟木さんが選ばれたのは、今となっても嬉しい事です。
記事を読むと、当日の授賞式は、地方巡業で出席されていないので、舟木さんの記憶にはほとんど残っていないのではないかと思われます。

改めてこの記事を見る事で、受賞者の方達の当時を思い起こいます。
江利チエミさんは、美空ひばりさん雪村いずみさんと三人娘と呼ばれましたが、その後いろいろな方たちの三人娘が登場した事で「元祖三人娘」と呼ばれています。高倉健さんと結婚、そして離婚。可哀そうな不慮の急逝をとげられました。当時ホテルニュージャパンの火災や羽田沖の日航機事故などが重なり、あまり大きく取り上げられなかった記憶があります。
「酒場にて」は忘れられない曲です。

山本富士子さんは、ミス日本から女優になられ、それまで所属していた大映との契約切れと共にフリー宣言をされましたが、当時の永田大映社長が激怒して、五社協定が出来るきっかけとなりました。五社協定とは、専属の俳優さんたちを他社には貸し出さないと言う協定で、その後の映画界の発展を制約してしまうひどい協定です。この事で、スタープロダクションが出来上がってく構図もあります。山本富士子さんに日本女性の美しさを、子供心に感じたものでした。

ご存じクレージーキャッツは、歌に映画にテレビにと大活躍をされていましたね。当時私はフジテレビの「大人の漫画」が大好きでした。
昼の短い時間の番組でしたが、生番組で、そのつどハプニングが放送されるのが、何とも楽しかったですね。犬塚弘さんだけがご存命で、皆さん個性的な方々が亡くなられてしまったのは、とても残念でなりません。

石原裕次郎さんは、先の書きました五社協定を打ち破った先人です。石原プロモーションを立ち上げて作った第一回作品が「太平洋ひとりぼっち」です。
ヨットのマーメード号で、単独太平洋横断をされた堀江謙一さんの手記の映画化をしました。石原裕次郎さんを語る上で、重要な作品でもあります。
その後の石原プロの活躍を見据えたような、受賞だったと思います。

さて舟木さんですが、当然のことながら「高校三年生」の大ヒット。紅白出場、レコード大賞新人賞、多数の映画出演、NHK大河ドラマ「赤穂浪士」出演などなど、出す曲が全てヒットと言う事で、当時の新人としては、相手になる方などいなかったのは当然ですし、その後50年以上経っても、これほど大活躍したスターはいないでしょう。そしてそして、今でも現役で大活躍する姿は、ゴールデン・アロー賞にとっても大殊勲だと思うのです。

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