大ヒット祈願!この曲で紅白へ!
加山雄三「若大将シリーズ」は、1作目から全て見ている。麻布の老舗牛鍋屋「田能久」が実家で、父親役は有島一郎さん。加山さんが30代で、有島さんが50代の時に、ある番組で二人のトークがあった。その時の会話が忘れられない。「30代には30代の青春があり、40代には40代の青春。50代には50代の青春があり、60代には60代の青春がある。」お二人ともが納得して話をされていたが、20代そこそこだったさすらいには、それがどういう事なのかは良く判らなかった。それでも、大好きな二人がおっしゃる事だから、そういう事もあるのだろうと。最近のニュースで、昔に比べると年寄りの精神的体力的に10歳若返っているという話があった。確かに我々が若い頃は、60代と言えば、本当にお年寄りで、顔のしわも多く、腰が曲がった方も多かった気がする。♪村の渡しの船頭さんは 今年60のお爺さん・・・還暦を過ぎて60才を越えれば、本当にお爺さんだった。そんな昔のお爺さんを最近あまり見る事はない。そういう私だって「もう高齢者で、高齢者の手引きが去年届いた」と言っても「へぇ~そうなの?」と言われて信用してくれない人もいる。さて「青春」と言う言葉は、「生涯において若く元気な時代」を表すとされる。そうした意味では、若くはないが、まだまだ元気な時代にいるから「半青春」なのだろうと自分では理解するしかない。舟木さんの歌を聴くと「青春時代が蘇る」と言うし、「舟木一夫はタイムマイーン」などと言う言葉もある。確かに舟木さんの青春歌謡と言われるジャンルの歌をお聴くと、10代の頃の、あの甘酸っぱい感覚が蘇ってくるのは確かだ。当時の歌は、いくつもの映画となっている事もあって、その映画のシーンも蘇ってきて、その映画のシーンが、自分の歩んできた人生での経験の様な錯覚に陥ったりもする。和泉雅子さんが、内藤洋子さんが、伊藤るり子さんが自分のお付合いした彼女の様な錯覚をする事もある。それ以上に、山内賢さんやまちゃあきさんが友達の様な気がする事すらある。と言うか、付き合っていた女性たちや友人たちとダブらせているのだろう。最初の話になるが、今60代になって、「60代の青春」と言うのが現実となっている。身体は日々老いていくけれど、心と言うのは老いる事はない。もし心が老いるとすれば、それはもう「自分は老人だ」と心から思ってしまうからなのだろう。夢を持つ気持ち、恋する気持ち、向上したいと思う気持ち、元気で働きたいと思う気持ち、楽しみに何かを待つ気持ち。心に青春と言う気持ちを持ち続ければ、自然と心も元気になる。舟木さんの若さは、「心の青春」を持ち続けている事。さすらいだって「心の青春」をいつまでも持ち続けるつもりだ。何だかさすらいのくだらない駄文にお付き合いくださり、有難うございます。