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おはようございます。先日頂いた貴重な資料の中に、『芸能生活15周年記念 舟木一夫特別公演 怪傑児雷也』日本劇場のパンフレットがあります。この舞台で興味深いのが、やはり児雷也というお話です。子供の頃、巻物を口に咥えて、胸のあたりで印を組むと、ケムリとともに消えるのが忍者だと思っていました。その後、隠密剣士などのドラマが始まり、それらは忍者ではなく、妖術使いと言うのだと知ります。変幻三日月丸とか、あんみつ姫などは、そうした妖術使いが良く出てきて、チャンバラごっこをする中でも、「どろどろどろ」とか言いながら、印を組んで遊んだものでした。ガマとナメクジと大蛇のそれぞれの妖術使い。蛇ににらまれたカエルと言いますが、ガマは大蛇には適わず、大蛇はナメクジに弱い。そんな三すくみの話しです。ガマの妖術を使う児雷也が舟木さんで、大蛇の大蛇丸に栗塚旭さん、ナメクジの綱姫が真木洋子さんでした。そしてその演出をされたのが、映画監督の岡本喜八さん。岡本監督は、初めての舞台演出だったようです。岡本喜八監督と言うと、「独立愚連隊」「日本のいちばん長い日」「肉弾」「赤毛」など、さすらいが大好きな作品を作った監督です。パンフレットの中では、舞台の演出にはかなり苦労されたことが伺えます。さて今回、このタイミングでこうした記事を書くと言えば、故岡本喜八監督の奥様である、岡本みね子さん(監督名は中みね子)の初監督作品が、昨日から東京神保町にある岩波ホールで公開になりました。
「ゆずり葉の頃」昨日は監督はじめ、八千草薫さんなど舞台挨拶があるという事で、行きたいと思っていたのですが、満席に近いようなので、取りやめて後日行く事にしました。実はこの作品、なんとも縁のある作品で、岡本組のスタッフだった方々と、40年来常連の地元の焼き鳥屋で出会い、この作品の事を知ります。またロケ地の軽井沢では、昔、三船プロでお世話になった小道具の三度屋工房の佐藤さんの古美術店が使われたり、佐藤さんご自身もお手伝いをされてという事でした。出演されている六平直政さんは、昔我が家の近くに住んでいて、母の小学校の教え子でもあるというオマケ付です。関連付けるのは可笑しいのですが、実は昨日23日は、母の命日ですもありました。
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