デビュー50周年を迎える布施明さんがテレビ出演をしていた。高校在学中にオーディション番組「ホイホイミュージックスクール」に出場し合格、1965年に「君に涙とほほえみを」でデビュー。数々のヒット曲を出し、「シクラメンのかほり」でレコード大賞を受賞。その後ハリウッド女優のオリビア・ハッセーと結婚してアメリカに渡った。その後離婚して日本に戻るが、活動の場は後輩たちに埋め尽くされ、中々活動の場がなかったという。同い年で同時期デビューした千昌夫さんとの話で、「80歳までは現役で頑張ろう」と話をしたそうだ。「舟木さんはいつまで現役を続けるんだろう。」そんな話題が舟友さんとの話で良く出て来るが、布施さんの話を聞いて、年齢的に先に到達する舟木さんには、「80歳までは・・・」を先に全うして欲しいと思った。番組の最後に、色紙にサインを書かれた。その中に「武蔵野少年」の文字がある。さすらいと同じように、武蔵野を意識している人がいる事を知り嬉しい。布施さんは武蔵野市の隣、三鷹市の出身で、高校は都立府中高校。私の通った学校からは幾らも離れていない場所にある高校で、府中刑務所の前にあり、三億円事件の現場の近くでもある。小さな共通点を見出して、朝から気持ちの良いさすらいです。2012年国際フォーラムでの舟木さん50周年コンサートには5000人が集まった。つい最近の様な、いや遠い過去の様なコンサート。半世紀の50年は長いだろうと思っていた子供の頃だが、その半世紀を生きて来てみると、とても短いものに思える。10年ひと昔と言うが、舟木さんが80歳になられる10年後までは、舟木さんと共に歩むことで、またまた短く感じるのではなかろうか。
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布施明の言葉
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