オンザロード2014のコラム「役者(後編)」スタートしています。
いやぁ~楽しい番組でした。普段のトークでの出演違い、長年この番組の司会をしている小堺一機さんの軽妙な司会に加え、ピーターさんの明るいトークに、舟木さんも堅苦しさのない普段通りの話で、あっという間に終わってしまいました。池端慎之介ではなく、ピーターとして登場されたピーターさん。還暦を過ぎて8月で63才になられたそうですが、男性とは思えない美しさですし、話や仕草もとても魅力的です。芸能生活53年目と紹介され、高校三年生をバックに舟木さんの登場です。
お二人の着ておられる服がスカル(髑髏)つながりでした。ピーターさんの19年前の出演の際の映像が流れ、その後24年前の舟木さんの出演場面が流れます。浜田光夫さんと一緒に出ておられました。舟木さんの今年の重大ニュースは?の質問に、二日後の誕生日で70才になる事が一番の重大ニュースとお答えされました。「喜寿じゃなくて、古希。まれに古いと書くでしょ。」そう呼ばれるのが一番嫌で、70歳と言って欲しいと・・・。70歳の感想を聞かれて、「良く生きてるなと思う」80歳90歳まで歌い続けて欲しいとの声に、80歳は無理。1曲2曲出てきて歌うなら別だけど、1時間40分から50分のライブはとても出来ない。出来ても75歳まででしょう。と・・・
ピーターさんの話も面白い。同窓会に行ったら、みんな同級生が先生だったみたいだった。舟木さんも「地方公演で、同窓会やるから来いと言うので15分ぐらいで行けるからと言ったら、全員先生みたいだった」と。話しは2008年の新歌舞伎座での初共演「恋そめし風の花」同じ松竹の舞台で舟木さんの舞台を見ていたピーターさん。いつかは共演したいと思っていたとのこと。舟木さんはピーターさんの出演には、やはり彼の美しさと和事を良く知っている事に惚れたようだ。舟木さんが和事に精通しているだけに、共演をしたいと考えた様だ。ピーターさんの裏話として、それまで共演がなかったのは、ピーターさんのデビュー当時の事務所が橋さんと同じだった事が理由らしい。いろいろな呪縛がとれて、共演が実現したという。パチンコの話では、大宮でパチンコ屋に入ったら、やりたい台が一杯で、引き返して来たら、丁度青年が止めて席を立った。500円入れて打とうとしたら、保留玉(当たりになるために入ると保留されているところ)が二つあって、一つが消えて二つ目が色が変わって大当たり。玉を一発も打たずに大当たりになったという。次の日のコンサートも絶好調。と話される。という事は、大宮BIG3の前日に大宮に入っておられたのか。
50周年を過ぎた頃から、歌うのがとても楽しくなったそうだ。この歳になって半音昔より低くなった。ただその歳に見合った声が歌えば良い訳で、今は何しろ歌うのが楽しいと言われる。確かに、最近の舟木さんは、嬉しそうに歌われている事が多いとも思う。最後に中野サンプラザでのコンサートをお知らせするのだが、「こういうのは駄目なんだ」とチラシを小堺さんに渡す。さてさて、久しぶりに素敵な会話が聞かれた。皆さんご覧になりましたでしょうかね。