オンザロード2014のコラム「役者(後編)」スタートしています。
久々にBIG-3に行ってきました。予定より早く大宮に着き、昼の部を見ようか、それとも別行動しようか考え、大宮の街を歩くこと1時間。ネットカフェが見つからず、ひと寝入りする場所がなく、一人で磯丸水産で、昼飲み。昼間から飲んでどうしようもないオヤジです。一人となると中々時間がつぶせず、はやハイボールを4杯。これ以上飲んだら夜の部見れないと店を出る。もう始まっている大宮ソニックに行くと、いつものチケットのおじさんがいて、私を呼ぶ。「これで今から見なよ」とチケットをくれる。何度も会っているおじさん、チケットを買った事はないが、仲良くなっていたから、お礼もそこそこにそのチケットで昼の部へ入場。もう西郷さんの激しい踊りの最後。そして舟木さん登場。良い気持ちの中、一番後ろとは言え、良い席で見る事が出来た。西郷さんの楽譜が1枚先に飛んでトチリ。三田さんが高校三年生の途中で、会場に向けてマイクを差し出すが、実これ歌詞を忘れてしまった。舟木さんがマイクを落とす。拾い上げて丁寧にマイクを拭く。「マイク落とすなんて何年ぶりだろう・・・いや・・・」舟木さん、マイクを今まで落とした事などないような様子。言葉を濁す。もしかするとかなりショックだったかもしれない。夜の部。らふいんチケットを電話で予約して、端席をお願いしていたが、いやいやセンター近くの端席で、とても良い場所だった。客席には男性客が多い。普段のコンサートでも男性の方が多く見かけるようになったが、それでも2割程度だったが、3割から4割近くまで男性のお客さんが入っている。当然奥様との同伴の方が多いが、男性一人のお客さんもかなり多い。私の隣の席も、男性が一人で見に来ていた。BIG-3の公演自体は、曲目もトークもほぼ同じで、目新しい事はない。ただ舟木さんの誕生日が近い事もあり、その辺の歳の話が多くなっていたような気がする。舟木ファン西郷ファン三田ファンそれぞれいらしていたが、相対的に見ると、同年代の方たちが、特別ファンと言う方達ではなく、3人それぞれを懐かしんで来られている方が多かったようだ。途中ネオンスティク?を振る方が、あちらこちらに居て、係りの人がたしなめに走っているのが見える。掛け声もあちこちから聞こえてくるが、スティクも掛け声も掛けたくなる心理は良く判る気がする。手前味噌かも知れないが、歌もトークも舟木さんが流石に一番上手い。高校三年生では、アカペラで入って客席にマイクを向ける。圧倒的に女性の声が大きいが、さすらいは今までにないほど大きな声で、昼の部も夜の部も歌ったら、沢山の人に振り返られた。少々テンポがスローなので歌いにくかったが。哀愁の夜はおまけの5番がある。かすかな拍手が起こるが、それは舟木ファンからだろう。当然私も変調するところで拍手。さて今回のBIG-3に関しては、楽しんで聴く事が出来た。同じ時代を過ごした舞台上のお三方と、会場の皆さんとが昔を懐かしみながら、みんなが楽しんだコンサートだったと思う。昼の部と夜の部の間は、安倍晋三さんが大宮駅前のそごう前で衆議院議員の応援演説をしていて、寒い強風が吹く中、ミーハーのさすらいは、歩道橋の上から長い間待って写真を撮ってきた。そんな話題も舟木さんが喋られていたっけ。