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新橋演舞場楽屋入口。
黒塗りのベンツ「27-27」が到着。すでに50人以上の舟木ファンの皆さんが待ち構える中、Tシャツにジーンズ姿の舟木さんが車を降りて来られる。
対面の歩道に居られるファンの皆さんに軽く会釈をされている。
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楽屋入り口前に待たれている沢山のファンの方がカメラを向けているが、そこでしばらく写真を撮る時間を作ってくださる。
サービス精神旺盛な舟木さんに感謝する時間だ。昔なら一人一人の方と握手してくださったが、舟木さんの大きな負担になるために、それが無くなって何年も経つが、その分写真を撮る時間を作ってくださるのは、朝早くから舟木さんを迎えるために待っているファンの方への感謝の意味だろう。
ファンの皆さんの嬉しそうな笑顔が、見ていても嬉しくなってきます。
通路に入ってさすらいの正面へ。
「おはようございます」と声を掛けると、軽く頭を下げられた。さすらいと舟木さん一対一の場面での会釈は、目は合わせないものの、嬉しい瞬間でした。
東銀座に着いたのが8時10分過ぎ。
舟友さんに連絡すると入り待ちをしているとの事。映画「高校三年生」の上映のある東劇に直接向かおうと思っていたが、急ぎ足で演舞場の楽屋口へ向かう。既に30人以上の方が歩道に一列に並んで待っておられる。
来られる方向を舟友さんが教えて下さり、その方向を逃すまいと目を凝らしていると見覚えのある黒塗りの車が静かに曲がってくる。
楽屋口前に車が止まって、慌ててカメラを持って移動。長身長ならではの場所を確保。(笑)今までにないほど沢山の写真が撮れた。
東劇へ向かう。
9時から始まる映画「高校三年生」を見るためで、入り待ちをしている沢山のファンの皆さんも同じように移動する。
435人収容する東劇の映画館。それだけにスクリーンの大きさも目を見張るほど。今は無い銀座シネパトスでの舟木映画の上映でも、テレビ画面で見るしかなかった舟木映画を映画館のスクリーンで再び見れて感動したが、東劇のスクリーンはそれの数倍の規模だけに、すべての映像が目の中に入ってくる。何度も見た映画なのに、とても新鮮で、来た甲斐があったというもの。
映画が終わり再び新橋演舞場へと向かう。
この日は1階席最後列とはいえ、舞台の真正面の中央。お芝居全体が見れ、
過去三回の観劇とはまた違った感じで見れたのが嬉しい。
オペラグラスも今回は持参。出演者の皆さんの表情、目の動きなど細部に渡って見逃してはならじと見てしまう。
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お昼は地下の食堂で特製のお弁当。
量は少ないように見えるが、これが意外と量が多い。小食のさすらいは、やっとの思いで食べ終わる。(笑)帰りにトークショーの座席の抽選会。42番。
良い席なのか悪い席なのか良く判らないが、どこの席になるか楽しみだ。
シアターコンサートが始まる。
歌い始めて数曲の間は、何かいつもと違って舟木さんの声が「ささくれ立っている」との印象を持ったが、思い過ごしのようで、目を瞑るといつもの舟木さんの素敵な声へと変わっている。特別な耳を持ってる訳ではないが、音に敏感なのは昔からの事で、それも最近歳と共に衰えているから、勘違いしてしまったのだろう。
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この日の最後は、お待ちかねの舟木一夫トークショー。
司会進行役は、芸能レポーターの石川敏男さん。1946年生まれというから68歳。とてもそんなお歳には見えないのは、やはり芸能界で活躍されているからだろう。「私より皆さんの方がよっぽど舟木さんの事はご存じだろうから」と何度も謙遜されながらの進行だが、流石軽妙にインタビューされる。
「私なんかよりよっぽどファンの皆さんの方が私の事をよく知っている」と今度は舟木さん。「明日明後日の事なんて何も知らないもの」と舟木さんが続ける。
今回のお芝居「八百万石に挑む男」について。
10年ほど前からご自分のお歳の事も考え、それにあったお芝居をと考える中で、一気に水戸黄門が出来るはずもなく、大人の時代劇を考える中で、この作品が舟木さんの中で浮上してくる。一つの要因としては、中学生時代に観た市川歌右衛門さんが山内伊賀之亮を演じた東映映画「八百万石に挑む男」であり、一人の男を演じるにあたっては、「花の生涯」の長野主膳であり山内伊賀之亮であると思われたようだ。
(さすらいの主観的なものも入っているので、ご了承ください)
長台詞が多い事については。
禅問答のような松平伊豆守とのやり取りは、東映映画での脚本を書かれた橋本忍さんの書かれた台詞をそのまま使われ、難しい話で、客席には理解できないかも知れないが、伊賀之亮が伊豆守を論破する事が判れば良かったのだと舟木さんはおっしゃる。どうしても長台詞が必要となった。
尾上松也さんについて
背が高く目力の強いやんちゃな人。当代人気ナンバーワンの若手歌舞伎役者さんで、舟木さんもその将来性や実力は認めるところ。40歳下の彼との共演をとても楽しく感じているようだ。
今の趣味は?の質問に「仕事」と舟木さんが即答。
何よりも仕事が楽しいとのお話は、聞いていて嬉しくなる。
時代劇の話、歴史的な背景を、ご自分で勉強されているのが良く判る。今回のお芝居の脚本が素晴らしいと思っていたが、脚本家の齋藤さんと舟木さんとの間で、かなり突っ込んで舟木さんの意向が入っているのではないかと想像できる。舟木さんの「勝ったね」の言葉からも、そうした事が伺える。
まだまだ話はあるのだが、年老いた脳は、余り良く記憶をしていない。
さすらいの思い込みと記憶違いでご指摘を、受けてしまうかも知れないが、その辺はご勘弁いただきたい。
最後の質問で「今日はこれから?」に、無言でパチンコをする仕草に、皆さん爆笑。舟木さんの最後の笑顔がとても印象的なトークショーでした。
こちらのブログを書かない日でも、どこかに何か書いていますので、良ければ覗いてください。