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『裕次郎アワー 今晩は裕次郎です』が始まったのは1963年７月３日。
第一回のゲストは、裕ちゃんと仲の良かった野球界のスパースター長嶋茂雄さんでした。30分の短い番組でしたが、裕ちゃんのテレビ出演は大きな話題になりました。
舟木さんがゲスト出演したのが第9回となる同年8月28日です。この時が、舟木さんと裕ちゃんの初対面でした。
この番組の台本を書いたのが、当時まだジャズ評論家兼放送作家をしていた大橋巨泉さんです。まだテレビに顔を出していない頃ですね。
巨泉さんを知ったのは、これより少し前のことで、当時ラジオ関東(現ラジオ日本）
の番組で『昨日の続き』と言う10分間のトーク番組がありました。そのレギュラーが大橋巨泉さんでした。前田武彦、永六輔に女優の冨田恵子でスタートしたのですが、永さんが早々と喧嘩別れして、時々参加していた大橋巨泉がレギュラーになりました。その後青島幸夫、保富康午、佐野洋、はかま満緒、小林信彦などが，交互に出演していました。
｢今日の話は昨日の続き、今日の続きは又明日、提供は参天製薬。声とアイデアは前田武彦、大橋巨泉、それと私・・・」と冨田恵子さんが最後にキャッチフレーズ。
冨田恵子さんが女優で、草笛光子さんの妹さんと言う事を知ったのは、ずっと先のことです。
ラジオ関東は神奈川県に放送局があり、聞いていた方は少ないでしょうね。
前田武彦さんの｢ヤングヤングヤング｣を聞いて、｢昨日の続き｣を聞いて｢荒木一郎 空に星があるように｣を聞いていたのが高校時代の思い出でもあります。