「徳光和夫の名曲にっぽん」昨日の放送のゲストは千昌夫さんだった。その中で『My Favorite』というコーナーがあって、千さんが選んだのは舟木さんだった。訳すと「私の憧れの人」というコーナーだ。千さんがまだ岩手にいて、歌手を目指している頃、人気絶頂だったのが舟木さんで、その時から舟木さんには憧れを持っておられた。そして東京に出て、遠藤実先生のところに入門した日に、会われたのが島倉千代子さんで、その次の日に遠藤先生のところに来られたのが舟木さん。憧れの人に、スリッパを出したり、お茶を出したりしたそうだ。これは良い機会と、千さんは色紙を用意して、帰りがけに「お疲れ様でした」と言いながらサインをお願いしようとしたら、それを遠藤先生が見ておられて、「馬鹿野郎!お前が将来自分でサインを書かなきゃいけないのに、何、人のサインもらってるんだ。」と怒られて、貰い損なったとか。でも本当に会えて嬉しかったと千さんが語られています。
話の間に、舟木さんの学園広場が入りました。千さんは歌手に憧れて、岩手県の陸前高田で悶々としている頃に、舟木さんは華々しくデビューし、大スターになっていきます。舟木さんのことを、どれだけ輝かしく千さんは見ておられたのでしょう。こんな話をすると岩手県の方に怒られるかも知れませんが、今週末さすらいは岩手に行きます。陸前高田近くの大船渡に泊まる予定でいますが、とてもとても田舎のようで、調べてもあまり情報がありません。当時は、日本のチベットなどと呼ばれていた岩手県です。どんな思いで東京へ出ること、歌手になることへの夢を描いていたことでしょう。そして憧れの舟木さんと会う事が出来、その感激がよく伝わってくるようなお話でした。
修学旅行を千さんが歌われました。千さんらしい歌唱で、イメージが違う曲に聞こえましたが、舟木さんに憧れ、舟木さんの歌がお好きなのが、よく伝わってきました。徳光さんから「舟木さんの事は、どれほどお好きだったんですか?」の質問にiPadなどに舟木さんの曲を取り込んで、それを聞くと素直な気持ちになり、落ち着くそうで、この日も楽屋で聴いていたそうだ。舟木さんの歌声は、力まずにサァ~と唄われるのが凄いと話されます。発声の勉強にもなると話された。同じ歌手でありながら、尊敬と憧れを持っておられる事を聞いて、本当に嬉しく番組を見ました。