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忠臣蔵のお話を知らない方は少ないと思いますが、
松の廊下・刃傷ー切腹ーお家断絶ー討ち入り
この程度しかご存じない方が多いのではないでしょうか。全体的な流れとお話は、そういう事ですが、実はもの凄くエピソードが多い訳です。それをすべて入れる事は不可能ですから、主だったエピソードが、今回は中心になるのでしょうが、それだけでは面白くないので、どこをどう切り取って本が出来ているか、楽しみでなりません。
さて、ちょっと疑問に思っていた話を。
大石内蔵助が、討ち入りは行わないと、見せ掛け公儀を欺くため、京都で遊蕩を始めます。そのお店が祇園花見小路の一力茶屋という事になっていますが、実は一力茶屋が出来たのは、討ち入りの後の事で、大石の頃は八坂神社の前に水茶屋が二軒ほどあったあっただけだそうです。実際は伏見撞木町の遊郭、万屋(よろずや)で、万を一力と読んだ事から、祇園の一力茶屋ではないかと使われるようになったようです。半世紀ほど経った頃上演された、仮名手本忠臣蔵で元禄赤穂城事件が忠臣蔵として有名になり、フィクションが加わって今に至っているようです。
大石内蔵助が女好きだったという話もあります。(笑)本妻の「りく」との間に男三人女三人の五人の子供がいて、その長男が松之亟(大石主税)です。その他にも、外に二人の子供がいたそうで、その妾の一人がお軽とされていて、「お軽勘平」として仮名手本忠臣蔵で登場し、別の話が作られています。勘平のモデルは、萱野三平で、刃傷切腹の知らせを早水藤左衛門と共に使者となりました。
本当は、討ち入りなどせず、気楽に女遊びをしたかった人なのかも知れません。ただ急進派が、せっつくので、仕方なく討ち入りしたとも考えられます。(笑)
遊蕩で遊んだ遊女の名前が、浮橋太夫であったり夕霧太夫だったりします。映画では浮雲太夫や信濃太夫など、いろいろな太夫が出てきますが、同じ存在だと思いますので混同してしまいます。
また重要な役割で、立花左近と言う人が出ます、今回は林啓二さんが演ずるのではないかと思っていますが、立花左近を垣見五郎兵衛とする映画もあります。今回は立花左近で登場するでしょう。
NHK赤穂浪士の宇野重吉さんの雲の陣十郎や林与一さんの堀田隼人は出て来ないでしょうね。
さて今回出演される中に北町嘉朗さんがいらっしゃいますが、私の友人と懇意にしているようで、「昼夜ともに出るよ」と連絡が有ったようです。友人と一緒に行く日があるので、北町さんの入り待ち出待ちをするようになるかも知れません。(笑)