昭和の歌人たち 西條八十青い山脈、蘇州夜曲、王将など、歌謡曲の他にも、かなりあ、肩たたき、鞠と殿様などの童謡を手がけた西條八十。三木露風の同人に参加し、北原白秋と並んで、大正期の童謡詩人と称され、薄幸な詩人金子みすゞを見出した。西條先生とは深い間柄の舟木さんだが、このテレビでの注目は、船村徹先生との共演であり、舟木さんのたっての希望で、船村先生のギターによる夕笛の歌唱が行われました。船村徹先生のギターで歌うのは初めてと仰る舟木さん。当日の会場の様子を見ると、感嘆の声が聞こえてきます。「夕笛」 作詞:西條八十 作曲:船村徹続いての曲は「絶唱」船村先生曰く、夕笛より絶唱が好きなのだそうです。「絶唱」 作詞:西條八十 作曲:市川昭介船村先生といえば「心のステレオ その人は昔」は忘れる事の出来ないアルバムです。舟木さんの大きな転機ともいえる創作アルバムは、後に映画化がされ、新たにいくつもの曲ができました。舟木さんの歌唱ではありませんが、「白馬のルンナ」もその一曲です。「白馬のルンナ」 作詞:松山善三 作曲:船村徹 歌唱:内藤洋子舟木さんの長い休眠生活から、現在の舟木さんへとの復活を果たした要因の一つが船村先生の電話での一言だったとお聞きしています。お二人がどんな思いで共演されたか、お二人の気持ちが痛いほど判る放送でした。話は少し飛びますが、西條先生と三木露風先生とは、親しい間柄とお聞きしていますが、露風先生は、長いこと武蔵野市の隣り、三鷹市に住んでおられました。先日、三鷹を歩いていて三木露風先生の歌碑に出会いました。童謡「赤とんぼ」の歌碑です。この通りには、三木先生の他、太宰治、武者小路実篤、山本有三の歌碑が並んでいます。武蔵野の地は、多くの文化人が住んでいた街でもあります。
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船村徹先生と共演
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